VOL.80
「ネットオークションでトホホ」
この話は、私の友人「オタッキー阪井」
さんの実話である。
「ここはひとつ、インターネット上で
営業活動の真似事でもやつて、今流行の
SOHOていう感じで自立したいなー
と思っていました。
ところで、何を売り買いするか・・
とりあえず子供の頃流行った切手収集
それがまた最近私、何故か復活していて
オフラインではある団体のオークション
もやっていて、少しずつ貯めていた物も
あるので、切手の売り買いをやろうと
企てました。
やり始めて、最初は順調でした。
ネットオークション自体がまだ、世間に
さほど浸透していなかったこともあって
とりあえず、そこそこの値段で出品して
みると、割と入札、落札が順調に出て
いました。
それで、仕入れの方も確かなルートと
して確立しなければいけないと
郵便によるオークションで大量に応札し
どんどん落札していった訳であります。
今まで通り、すぐにでも処分出来ると
思っていました。
しかし、その状況がだんだん変わってきた
のです。やり始めて2,3月も経つと
Yオークション、急激に利用する人たちが
増えたのか、出品数の増加とともに応札の
要求が厳しくなった。まったくといいほど
商品が動かなくなってしまった。
来る日も来る日も、入札状況は空欄のまま
である。
ということは大量の在庫を抱えて、また
性懲りもなく、なお仕入れの方は中止して
ないものだから、この状況、私、夢破れて
「倒産」である。ネット上での経済的自立
は、断念である。
書棚に送られてきたまま封筒に入った大量
の、切手シート・・
あ〜あ、これ額面で使うしかないのだろうか
・・それは、あまりにも、とほほ〜。」
「オタッキー阪井さん」可哀相ですね〜
でも、懲りない人だから大丈夫でしょう
きっと。
平成13年4月14日
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