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VOL.115「祝!東京トホホ会10周年」
週刊アスキー誌「東京トホホ会」が今年で10周年と言うこと
で、誠におめでとうございます。思えば前誌名「EYE-COM」当
時に私の初の投稿を掲載していただいたのが、1996年であり
ました。
その時のお話と言うのが、例の今は無きNEC・PC-98キャンビ
ーの倍速CD-ROMドライブがビデオCDに対応して無くって、せ
っかくアキバで買ったビデオCDが見られ無い、そんで当時高
価だった4倍速PDドライブを買ってしまったと言うお話でした。
それは、当時のスペックなども含めて、今思い出しても非常
に懐かしいものです。
何せCPUが当初486SX33MHzで、その後業者に改造依頼して
DX-4の100MHzに換装したと言う経緯があり、その改造ネタは
私のハード・トホホネタの原点でもありました。
デフォルトでメモリーは8Mか16Mだったかなー。それでSIMMを
増設しようとして、初めて触るチップ剥き出しのモジュールを
差し込む時のドキドキ感を初めて経験しました。
しかし、それも相性が悪かったのか、はた又、CPUに被せ物を
した影響で熱暴走したのか、色んな劇的エラーが出たりして楽
しい苦労を一番多くしたある意味一番良い時期でありました。
そうそう、熱暴走の極みは、デスクトップ上のアイコンがハ
ラハラと桜の様に舞い落ちて下の方に降り積もった。
画面の中に重力を感じて、その光景が夢の様に美しく感じた、
なんて事もありました。
オプションのFAXモデム・ボードも付けてインターネットの
世界へ初めて飛び出してみました。しかし、それは14400bps
と言う今や亀より遅いもの凄いスピードでした。
画像を見るなどは贅沢且つ滅多に出来ない「盆と正月」的な
事で、日頃は嫌が上にもほぼテキスト・オンリーな世界でし
た。
通信環境は当時隆盛を極めていたパソコン通信の「PC-VAN」
に入会し、簡単なゲームを落としたりして遊んでおりました。
ああ、その初のインターネットの世界と言うのが当時の画期
的ブラウザである「モザイク」を使ってホワイト・ハウスと
か首相官邸のWebサイトを垣間見る、と言ったある種お決まり
のものでした。
まあ色んな「トホホ」を経験して来ましたが、それらを何時
も優しく笑い飛ばして受けとめてくれたのが、同会でありま
す。
まあ、そこら辺はアスキー社から単行本も出ていますので、
私のお話もそちらで読んでいただければ嬉しいです。
さて同会にはWebサイトもあって、私のホームページもリン
クしていただいておりますが、そのサイトが昨年10月ぐらい
だったかかなー、一度サーバーがダウンした事があって以来
残念な事にずっと閉鎖されているのです。
金井さんの弁によると、直接やっている訳でないのでなかな
かすぐに再開と言う訳にいかないみたいですが、どうか出来
るだけ早く復活して欲しいと願っています。
長くなりました。では、最後に皆様方のご健勝、ご活躍と
「東京トホホ会」の今後ますますの発展を祈念しまして10周
年のお祝いの言葉とさせて頂きます。ご静聴(?)ありがと
うございました。
2004年2月29日
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