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VOL.146「CPUが外れたっ!」
ここんとこ、いつからか、そう思い起こせばVistaのRC1をインストールしよう
として、途中でインストールが止まったりした頃から、システムが不安定だと
感じ初めていた。
それがとうとう、いつもの様に電源ONして、起動しようとしたところ、例のBIOS
画面がタラタラっと流れる前に、モニターに信号が行く前に「システム・フェ
イルズ・CPU・・」とかなんとか言っちゃって動かないのである。
だからと言って、そのままでは埒があかない。それで、CPUがどうのこうのと言
っている訳だから、マザーボードのCPU廻りをあちこち眺めてみた。2年ぐらい
前だったか、このメイン・パソコンを組み立てた時、確かにデカくて重いCPUク
ーラーの4つの取り付け部品が、プラスチック製でどうも頼りないと思ったけど、
その取り付け具合が心許ないなと感じたのを覚えている。
それでも、どうにか今まで不具合なく動いていた訳だけど、歳を重ね、とうと
うガタが来たということなのかな。私はさっそく、ケースを台から降ろして寝
かせ、また力一杯CPUファンを基盤に押しつけてみた。でも、何だか相変わらず
シックリこない。そればかりか、力の入れ具合で、ファンが「ガタっ」と大き
な音と共に外れ気味に位置を変えたりするのだから、これではきっと成程駄目
に違いない。
そんな風にあちこち触っている内に、CPUクーラーが外れたものだから、トホホ
に馴れた私でも本当に参ってしまう。久しぶりにLGA775のソケットを見た。一
応CPU自体も外してチェックもした。別に問題は見当たらないみたいである。
それで、何度かその4つの取り付け器具を差し込み、一番頼りになるところで、
またラックの上でセットしてみた。恐る恐る起動して、ああ、何とか動かすこ
とが出来た。しかし、これで「めでたしめでたし」では当然ない。問題はそん
な簡単な手順で解決する筈がない。時間が経過して振動とか何かで、また同じ
症状で使えないのである。
ということで、現在はその様な状況のまま、恐る恐る電源を入れてみて運良く
動いても、マウスはゆっくり動かし、ホムペの更新作業などろくにソフトも起
動できずに、普通に使えない状況である。
だって、いきなりマウス・カーソルがフリースするのは空恐ろしいものがある。
昔、キャンビーで増設メモリーを付けたら、ある時を経過すると固まるといっ
た事があったけど、それを思い出してしまった。
あれは、題して「ああ、5分マシン」だったかな。ちょっと懐かし思える、でも
それが私のトラウマなのである。
2006年10月6日
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