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VOL.169「小さなパーツ、些細な勘違い」

私、この度、2年ぶりにメインマシンの更新を行っています。まず、そのスペ
ックの紹介です(まあ、そう言わないで、とりあえず聞いてね)。マザーボー
ドはA社のP45チップセット。CPUはCore 2 Quad Q9550というなかなかゴージャ
スな構成で、まさに定番中の定番、鼻高々なものです。

ビデオカードはGeforceの9800GTX+。ハードディスクは500GB×2でRAID1にす
る予定。メモリはDDR2の1066、2GB×2。真っ白のフル・アルミケースに電源は
670Wなどなど。もうこれだけ書いて、私気分高揚して逝ってしまいそうです。
それで?今回いつもの「トホホ」は無かったのか、と読者の皆様にはお叱りを
受けそうですが、ちょいとした可愛いのがあったので今回はそれをご報告しま
す。

手慣れた自作の過程で、CPUなどの取付も順調に進み、さあ、マザーボードの
張り付いた板をケースに組み込もうとして、例のアルミのI・Oバックパネルを
見てみると、あれ、いつもと様子が少々違う。内側にスポンジみたいのが付い
ている。それをアルミ紙で覆っているのだ。
「ほほう、梱包の中で折れ曲がらないようにする保護材だな。さすが『Deluxe』
と銘打つ高級品は心遣いが違うよなー」

しかし,このI・Oバックパネルを着けたままケースにネジ止めしようとしたら,
このスポンジの厚みが邪魔になってネジが閉まらない。私は何気に、このスポ
ンジ、もう本来の役目も終わって装着段階では特に意味のないものだろうと、
一気にそれをむしり取った。案の定、そうしたらスムーズにケースに収まった。
めでたし・めでたし・・・。

いや、あまり「めでたし」でもなかった。むしり取ったが糊の具合で白い紙の
一部が汚く残ってしまった。徐々に後悔した。これただ、私が不器用だったに
過ぎないのかも知れない。爪でひっ掻いても綺麗に取れない。ケースの内側で
見ることも余りないだろうから別に気にしなくてもいいんだろうけど、少々目
指す完璧じゃない。それでも、気分を取り直して、今度はビデオカードとかの
取り付けにかかろうとして,また何気にそのマザーボードの外箱を見ると「Q-
Shield」と書かれてあるのを見つけた。英語で「このI・OパネルはEasy&Safe
で他とは違う」とあった。

マニュアルには、従来の爪をなくした設計で、取付中に手を切らないとか、よ
り優れた電気伝導率により、静電気と電磁波妨害によるダメージから大切なマ
ザーボードを守る、と難しい言葉まで書いてある。私には大した意味は感じな
くても、それなりに新しい機能の一つなんだ。やはり、着いたままが本来の姿
なんだ。これは,ちょっと悔しいことをした。そう思いだしたらヤバい。思う
程に後悔の思いが強くなって、寝床の夢枕にも出てくる程になってきた。

そんな、悶々とした日々、このマザーボードの日本代理店のホームページにこ
んなバナーを見つけた。
「A社製品付属品販売」
そこには、マザーボード用I・Oパネル、送料別2,100円。こりゃ、安いのか高
いのか・・。
「何だかなー、トホホ」





2008年11月23日


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