VOL.71 「突然の死」


すごく不吉な言葉で始まったけど、私が何を言いたいか・・
いやね、実は私のメインの自作パソコン、去年の夏、嬉しいジブンに
造ったパソコンなんだけど、それが今日、突然お亡くなりになっちゃった
んだよ。

いつものように、メールチェックして、MP3なんぞを聞いて
また、いつものように電源を落としたんだけど、あれ?何か物音がする。
部屋のあちこち見渡して、はじめはどこから鳴っているんだか分からなかった
けど、ん?スピーカーから鳴っている。電気いってないはずなのに・・。

その音、ドン・ドン・ドンと命の脈を打ち続けるようにー。
最後の鼓動なんだろうか・・ドン・ドン・ドンと・・
私、なんだか不気味になって、コンセントを抜いたらどうにか泣き止んだ。

それから、数時間が経って、またパソコンの電源を入れると
おや、モニターの画面は真っ暗のままでBIOS画面すら現れない。
そうして、事の重大さにさすがに気がつき始めた私が見たものは、
緑のPOWERランプが力なく点滅する姿だけだった。
何度スイッチ押しても、リセットかけても、状況に変わりがない。

急いでガワを開けて診断開始。スピーカーからは、やはり鼓動が鳴り止まない。
しかし、その力、徐々に薄くなっていく。
2つあるケースファンも、ビクッビクッとそのリズムにあわせて痙攣する
だけだ。
なんと、ビデオカードのファンまでも、そのリズムで少しづつ回っている。
マザーボードの黄色いランプが、ウルトラマンの胸のランプのように
点滅している。

不幸は突然やってくるもので、形あるものはこうして壊れていくもの
なんでしょう。
最初パソコンが亡くなったて言ったけど、失礼!
要は電源が逝っちゃったんですが、それの判断(死亡鑑定)までにまた
いつものように、めくるめくトホホがありまして、それはまた
次回の「とほほ話」か、「東京トホホ会」へのネタにでもさしていただきたく
思っています。

いや、何せこれサブマシンの方で書いているので、不便で不便でしょうがない
んです。とにかく早く復旧しないといけないので、今回はこの辺で失礼!

さっそく明日、電源買いに行かなくっちゃ。・・・つづく。


 平成12年7月30日

e-mail himada@himataro.com